Zoo Krefeld

バク舎

南米の心ときめく動物世界

農場の屋敷は黄土色、その屋根に葺いた、こけら板の鮮やかな紅色は、遠目からでも手招きされているかのようです。南米の動物世界へようこそ!

バク舎は、南米の国では普通に見かける農場屋敷を再現して建てられ、南米の大型草食動物の代表格として、桁外れに興味深い3種類のアメリカバク、カピバラ、グアナコが同居して暮らしています。例えば、アメリカバクは種としてきわめて古いのですが、現在では絶滅が危惧されています。肩高は1 m以上に届き、またゾウの鼻に似た鼻が動きに富み、柔らかい植物食を摂取するのに好都合です。これらの草食動物とバク舎を分け合って暮らすのは、南米大陸で最大の鳥のアメリカ・レアで、体高が1.40 mに達するものがいます。

バク舎の概要

  • アメリカバク、アメリカ・レア、グアナコ、カピバラ
  • アロウカリア(南米の針葉樹)
  • 水泳中のカピバラやバクを観察できます
  • 短編動画 バクの幼獣

こうした動物の故郷は、多様性がとびぬけて富んだ生態環境です。南米のパンパは、開けて樹木の少ない生息地であり、植物食を専門とする動物にとっては、食料として機能する、イネ科の植物や草本類が特徴です。低地で草を食むのは、齧歯類でカピバラのような大型動物であり、分布地は沼地、湖、河川の付近が圧倒的です。隣接する森林地帯では、アメリカバクが生息していますが、その一方、アンデス山脈の高地では、グアナコやビクーニャが群れをなして草を食んでいます。以上の動物は、いわゆる「新世界のラクダ類」に属し、比較すると小柄で背中のコブがないことから、「旧世界のラクダ」とは区別されます。